【レビュー】本当の自由を手に入れるお金の大学

読書

みなさんはお金に関してどんな意識を持っていますか?

この本のコンセプトは「お金なくして自由なし」ということです。

「お金がなければ生活はできない」「生活費のために会社に出社してお給料をもらう必要がある」「お金だけがすべてではない」

と様々な考え方があると思います。

生活のために嫌だけど会社に行く、嫌な上司や取引先と付き合わなければならない…

でもお金があれば今の状況から脱出することができると思いませんか?

「自由な生活を手に入れるにはどうすればいいか」という道しるべになる一冊になっています。

「月々の収支なんてざっくりとしかわからない」「投資や保険はむずかしくてあんまり勉強していない」なんて方も多いのではないでしょうか。

何から手を付ければいいのか、その先には何があるのかということを体系立てられてまとめられています。

  • 金融知識を1から学びたい
  • 日々の支出を減らして今より余裕のある生活がしたい
  • 自由な生活を手に入れたい

金融知識に関して非常によくまとめられており、初心者でも1から勉強するのにお勧めの本です。

お金の大学

YouTubeでも約200万人の登録者数、投稿動画は1,000本以上の「両学長 リベラルアーツ大学」の両学長がお金の初心者向けに出版された本です。(2022年4月現在)

「株や不動産の投資」や「貯金方法」・「保険に関する知識」など体系立ててまとめられているので、この本1冊で基本的な金融知識は抑えられるほどです。

「投資なら投資」「貯金なら貯金」「保険なら保険」など一個一個専門的にまとめられている書籍や情報は今までありました。

ただ、僕のような金融知識がなく、お金に関する意識の低い人間にはハードルが高く学ぶにはちょっと難しすぎました。

そんな僕でも「お金に対するマインド」「蓄財」など金融に関することをすんなりと学べました。

本に書かれていることを実践すれば、すぐに結果が出る項目もあります。

「意識が変われば行動が変わる」「行動すれば結果が出る」

そんなことを実感できる本になっています。

読んだきっかけ

恥ずかしながら僕は全くと言っていいほどお金に関して考えていませんでした。

投資なんて関係のないこと、保険は言われるがままに加入、貯金どころか何にどれくらいお金を使っているかなんて考えてもいませんでした。

給料が入ったら、次の給料日までにマイナスにならなければいいな~ってくらいでした。

そんな僕ですが、30代になり結婚もしてなんとなく漠然とこのままだと将来やばいよな…って思い、この「お金の大学」に出会いました。

いかに自分が無知で「お金に無知であることは搾取されること」ということも実感しました。

筆者のプロフィール

筆者である両学長はネット広告事業を中心に起業し、事業を展開。

「両学長 リベラルアーツ大学」は登録者数約200万人、動画投稿数も1,000本以上とたくさんのお金にまつわる情報を発信されています。

YouTubeでは軽快な関西弁とまとまっていてわかりやすい動画内容になっています。

「お金なくして自由なし」「自由な生活を手に入れるにはどうすればいいか」ということを初心者向けに伝えています。

概要

経済的自由とは

経済的自由とは「生活費<資産所得」という状態のことです。

資産所得とは投資で得られる所得のこと。

経済的自由を達成するには「生活費を下げる・資産所得を増やす」ことにあります。

そのためには「お金にまつわる5つの力」を身に着ける必要があります。

お金にまつわる5つの力

  1. 貯める力
  2. 稼ぐ力
  3. 増やす力
  4. 守る力
  5. 使う力

5つの力を身に着け人生を豊かにする方法を「お金の大学」では解説されています。

貯める力

「貯める力」=「生活の満足度を下げずに支出を減らす力」とされています。

まずは大きな固定費の見直しから始めてみることです。

人生の6大固定費

  1. 通信費
  2. 光熱費
  3. 保険
  4. 税金
  • 通信費:ソフトバンク、au、docomoなどの大手キャリアから格安SIMに乗り換える
  • 光熱費:電力会社を乗り換える
  • 保険:「火災保険」「対人対物(無制限)」「掛け捨ての生命保険」の3つ
  • :リセールバリューの高い家に住む or 賃貸住宅に住む
  • :車を買わない or 中古車を一括で購入
  • 税金:控除の活用、ふるさと納税の活用
はじめ
はじめ

本文では格安SIMや電力会社の乗り換えでどれくらい固定費を削減できるか、

なぜ民間保険は3つでいいか、税金の仕組みや控除・ふるさと納税はなんなのかを詳しく解説してくれています。

貯める力は実践する自分のやる気と行動力次第ですぐに結果が出ます。

稼ぐ力

稼ぐ力を育てると経済的自由までの時間を短縮できます。

稼ぐ力を養い、所得を増やさないと小さな資産しか買えないため、経済的自由へ到達するのに時間がかかりすぎてしまいます。

収入(所得)には2種類あります。

  • 給与所得:会社などに勤務して得る収入。安定性が高い
  • 事業所得:副業など個人事業で得る収入。成長性が高い

給与所得だけではパワー不足であり、資産増加のスピードが上がりません。

労働所得→資産所得の理想のステップは以下の通りです。

  1. 給与所得で生活基盤を固める
  2. 事業所得を育てていく
  3. 貯まったお金で不動産所得 or 配当&利子所得を得る

給与所得・事業所得を増やしていくには小さなリスクで「稼ぐ力」を育てることです。

  • 給与所得を伸ばす:転職活動をして条件のいいところへ転職
  • 事業所得を伸ばす:小さい副業から専門スキルの必要な副業へステップアップ
はじめ
はじめ

「稼ぐ力」の章では副業のやり方やおすすめ副業も紹介してくれています。

資産拡大のプロセスがわかりやすく、理解できると思います。

増やす力

増やす力を伸ばすと働かなくても収入を得られる状態となります。

資産所得とは資産を働かせること(投資)によって得られる収入のことです。

配当&利子所得や不動産所得がそれにあたります。

これらの資産所得が増えれば増えるほど経済的自由に近づくことになります。逆に言えば経済的自由達成のためには資産所得が必須となります。

投資で増やすプロセス

  • 生活防衛資金を確保する
  • 投資の相場を知る
  • 投資商品の種類と特徴を知る
  • 複利の力を知る
  • インデックスファンドに投資する
  • 増配・高配当株に投資する
  • 不動産に投資する

生活防衛資金を確保する:会社員なら生活費の6か月分、フリーランスなら1年分が目安

投資の相場を知る:相場を知らないと投資詐欺にあう可能性がある

投資商品の種類と特徴を知る:基本的な投資商品を理解すること

複利の力を知る:長期投資の利点を理解すること

増配・高配当株に投資する:配当金収入が増やせる

不動産に投資する:毎月の家賃収入で自由に近づく

はじめ
はじめ

上にあげたプロセスを細かく解説してくれています。

まずは自分ができることからやってみることが大切です。

僕は生活防衛資金の確保と、積み立てNISAでインデックスファンドへの投資を始めました。

守る力

守る力は貯めた資産を減らさない力のことです。

経済的自由を達成するには自分の資産を守る力も必要になります。

資産を減らしてしまう要因はいくつかあります。

  • 詐欺・ぼったくりに遭う
  • 被災・盗難に遭う
  • 浪費する
  • インフレで削れる

しっかり対策をしなければ貯めた資産はいとも簡単に失われてしまいます。

お金を天敵から堅守せよ!が筆者からの教えです。

はじめ
はじめ

投資の相場がわからなければ投資詐欺に遭う可能性が高くなります。

地震や大雨などの災害も多いですし、インフレも進んでいます。

お金を守りことも意識していきたいですね。

使う力

使う力を育てることは幸せな自由人として生きられることです。

自由=幸せとは限らないというのが筆者の意見です。

自由を手にすると、孤独や不安、責任を感じてしまいます。

幸福の源泉は人・社会とのつながりです。

そのためにもいいお金の使い方をする必要があります。

  • 寄付やプレゼント
  • 自己投資
  • 豊かな浪費
  • 時間を買う

お金は経済的自由を達成するためのツールに過ぎず、正しく上手に使うことが重要です。

はじめ
はじめ

使う力は資産がたまってからの話かと思いましたが、

資産拡大の過程においても重要な力だと感じました。

切り詰めた生活だと息苦しくなるし、人生を楽しみながら資産を増やしていくことを意識したいです。

読み終えて

読む前の自分

僕は最初にも書いた通り、株・債券・不動産投資や保険について何も知りませんでした。

投資は怖いもので手を出してはいけない、言われるがままに必要のない保険に加入し毎月お金を払っていました。

日頃の収支についても無頓着で、何にお金を使ったかの把握もせず貯金も計画性などありませんでした。

そのくせ、会社の給料に依存して定年まで勤めあげられるのか、退職したら老後資金は大丈夫なのかという不安を抱えていました。

何もしていない、何も学ぼうとしていない、そのくせ将来が不安だ…なんていう感じでした。

感じたこと

抱いていた不安はお金の知識がない・世の中の仕組みを知らないという無知からくるものでした。

人間って知らないものに対しては不安を感じるものですよね。

僕の世代(30代)は学校で金融知識を学ぶ機会ってほとんどなかったように思います。

だからこそ自分で学び、自分の生活をよりよくするための行動を自分からとる必要があると感じました。

実際この本を読んで、すぐに実行できるものがいくつかありました。

格安SIMに変えて、入っていた保険の見直しと解約、日々の収支を把握し無駄な浪費を減らす…

これだけでかなりの支出を減らすことができました。

その浮いたお金で積み立てNISAでインデックスファンドを買い、毎月積み立てて投資をしています。

本に書いてあることをそのまま実践しただけで、自分のお金の流れが大きく変わりました。

  • 今できることはすぐやる行動力
  • 学び、行動し続ける継続力
  • 経済的自由を手にいれた自分を想像する想像力

お金だけがすべてでないし、それよりも大切なことはたくさんあります。

お金は経済的自由を達成するためのツールにしかすぎません。

しかし、資産を増やそうとすれば自分から学び、行動していくものだと実感しています。

その過程で身に着いた習慣や知識・経験も大きな財産になるのではないかと思います。

今後も継続して行動し、経済的自由に近づけるようにしていければと思います。

まとめ

経済的自由を達成するにはお金にまつわる5つ力が必要です。

  • 貯める力
  • 稼ぐ力
  • 増やす力
  • 守る力
  • 使う力

5つの力をバランスよく育てて経済的自由を手に入れるために行動することが大切です。

金融知識を1から学びたい、貯金・投資をしてみたいという方はぜひ「お金の大学」を読んで、できることから実践してみてください。

一歩踏み出せば次のやるべき行動って見えてくるものです。

ぜひ一度本を手に取って読んでみてください。

はじめ
はじめ

僕も始めたばかりでまだまだこれからの状態です。

日々学び、行動を継続して頑張ります!

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